フィルム施工
断熱
断熱で室内の冷暖房効果を上げたい場合はこちら。 熱貫流率が低いほど、断熱効果が上がります。 フィルムではあまり効果期待できません。
推奨フィルム:3MのアンバーLE35、LEP35、リンテックのレフテルZC05G
断熱フィルムのイメージ
飛散防止
地震や事故で大きな割合を占めるのはガラス破片の飛散による被害。軽減するには こちら。小さなお子様等の追突、飛散防止の為に施工する御家庭も増えております。
飛散防止により二次災害を防ぐ
防犯
空き巣等の侵入を困難にする場合はこちら。侵入が困難な場合、諦める傾向が高い事から施工数が増えております。
割れにくくする効果がある
特性
遮へい係数
太陽の日差しの暑さを抑える指標です。3mm厚 透明板ガラスを通して室内に進入する日射熱を1とし、フィルムを貼り付けた3mmもしくは6mm厚 透明板ガラスを通して侵入する日射熱の割合を示します。数値が小さいほど日射熱の進入を抑える効果が高く、冷房負荷を低減します。
可視光線透過率
人間の目に見える光を可視光線(波長380nm〜780nm)といい、可視光線がどれだけフィルムを貼り付けたガラスを透過するかの割合を示しています。可視光線透過率は明るさの指標で、数値が小さいほど色が濃くなり遮光性が強く、数値が大きいほど明るく開放感が得られます。
紫外線透過率
紫外線(波長300nm〜380nm)が透過する割合を示しています。紫外線は物質の劣化や退色の要因の一つで、当社取扱のウインドウフィルムは透過率を1%以下に抑え、室内にある調度品等の紫外線による劣化を最小限に抑えます。
※家具や調度品の色あせ等の原因は紫外線だけではなく、紫外線以外の光(可視光線など)や熱、湿度なども原因となりますので、施工環境によっては十分な色あせ防止効果が得られない場合があります。
日射透過率・反射率・吸収率
太陽(日射)のエネルギー(波長300nm〜2500nm)がどれだけ透過もしくは反射、吸収されるかを示したもので、フィルムの日射調整方法を見分ける指標となります。日射反射率が高いフィルムは太陽の日射熱を反射して遮熱をするタイプで、日射吸収率が高いフィルムは日射熱を吸収して遮熱をするタイプとなります。
熱貫流率
室内外の温度差に起因する熱の逃げやすさを見る指標です。室内外の温度が1℃ある場合、面積1平米あたり1時間にガラスを通る熱量を示しており、数値が低いほど熱の移動が少なく、断熱効果が高くなります。
ガラスの熱割れ
窓ガラスが通常日射を受けた場合、日射が当たる中央部はガラスの熱吸収により温度が高くなり膨張します。一方でサッシ内にのみ込まれているガラスは日射が直接当たらない上にサッシ等への放熱もあるため、温度が上がりにくく膨張しません。そのため周辺部は中央部の熱膨張を拘束することになり、ガラス周辺部に引張応力が発生します。この引張応力がガラスエッジ部の強度を超えるとガラスが破壊されます。この現象を一般に「熱割れ」と呼んでいます。
窓ガラスにウインドウフィルムを施工した場合、ガラスの熱吸収率が上がるため、ガラスの熱割れが発生する可能性が高くなります。当社ではガラスフィルムを施工した場合の熱割れの可能性の有無を計算し、施工可能なフィルムをご提案しております。フィルム施工に先立ち、当社または当社の施工・販売特約店にお問い合わせください。
※弊社で行っております熱割れ計算は、ガラスメーカー三社が行っている方法と同一のもので、熱割れの可能性の有無を計算により出しています。しかし、この熱割れ計算は絶対的な判断ではありませんので施工可否の参考資料としてお考え下さい。原則として保証は致しておりません。
虹彩現象
太陽や蛍光灯などの照明の当たり具合によって、フィルム表面に虹色の模様が見られる現象で、主にフィルムを構成するハードコート等の薄膜への光の干渉が原因ですが、フィルムの構造上起因するものでありフィルムの異常によるものではありません。